☆祝・退院☆ ☆特発性血小板減少性紫斑病☆
先日、私がかかりつけで拝見させていただいている男性患者さんから、歯茎から血が出るというお話がありました。
お口の中を拝見させていただくと、確かにじわっと血がにじんでいます。普通なら「ただの歯肉炎ですね」となりそうなところ…ところが、口の中が原因ではなく、血液の止血機構に問題があるのでは!?と確信した私は、(このあたりは、もう、勘の域ですよ!!歯肉炎と同じような血ではありますが、勘ですね!!)近くの日大病院の内科を紹介いたしました。ご本人は、歯茎から血が出るくらいで、特別なんともないから、危機感をまったく感じてないのですもの!!私は、たかが歯医者ですから、どこまでできるかわかりませんでしたが、もう何かに突き動かされるように必至でした。今となっては、なぜあそこまで無理したのかは、不思議です。初診受付の時間は過ぎておりましたが、とにかく早くこの患者さんを病院に行かせなければと、日大の女性の先生に直接電話を代わっていただいて、お願いをして診ていただく準備を整えました。
2時間位してからでしょうか、当院に日大から電話があり、血小板値(血を止めるために必要なもの。正常値は、15万以上)が、2000と極端に少なく、突発性血小板減少性紫斑病の診断下に緊急入院となったとのことでした。「先生のお見立て通りでした」との言葉に、私は安堵の思いで涙が出るほど体がふるえました。この病気は、2万以下からは、脳出血など致命出血が起こることもあるそう。厚労省からは、特定疾患に指定されている病気です。でも、無事にそこで治療が受けられ、血小板値も正常に戻ってめでたく退院となったそうです。先ほど、お顔を見せに当院まで来てくださいました。本当に、よかったですね(^◇^)お元気なお顔が拝見できて、うれしかったです♪
その時に、来院なさっていた患者さんには治療をお待たせしてしまい、大変ご迷惑をおかけいたしました。以上のような事情がございましたので、どうかお許しいただけると嬉しいです。このブログの中で改めてお詫び申し上げます。そして、あの時、急な依頼を受けてくださいました日大の女医先生にも、心から感謝いたします。
命には関わらないたかが口の中と、軽視されやすい業種ではございますが、口の中から大きな病気の発見につながることもあるのです。私は、改めて歯科というものの重要性に気付かされたのと同時に、この患者さんのお役に立てたことを本当にうれしく思っております。
余談になりますが、私は学生のころ本当によく勉強しました。首席で卒業後、東京歯科大学歯科口腔外科に所属し、多くのことを諸先生方に教えていただきました。日本で一番古い歴史をもつ東京歯科大学。もう、何人もの卒業生がおりますがその皆に愛をもって先輩方はご指導くださったと思っています。今回のことで、ちょうど私が学生の頃に医科領域も含めて突発性血小板減少性紫斑病について講義してくださった先生の顔をおもいだしました。良い先生、先輩がいたから、勉強できたし、今こうして患者さんに還元できる。東京歯科大学は、私の曽祖父、祖父、父、母が卒業した大学ですが改めて、誇りに思います。ただ、在籍当初は、探究心旺盛かつ、気が強く、未熟で先輩を立てることも知らず、社会性のなかった私・・・どんなに生意気な小娘だったことでしょう。自分が上に立ち、人を雇う立場になって、今頃になってやっと気づきました。そんな私を育ててくださった先生方、本当に感謝いたします。もう、在籍はしておりませんが、この御恩は、必ず多くの患者さんを幸せにしてさしあげることで返していくことを誓いたいと思います。
2008年09月16日 11:12 AM












